いらっしゃいませ!!
カスタムカーショップBRENDAのこぼです٩( ‘ω’ )و
魔πって実際どうなの?
発売当初から名前のインパクトが凄すぎてTwitterで話題になり、YouTubeでもこぞってYouTuberが絶賛する魔πという謎のクイックコーティング剤。
実は僕もずっと気になっていたのですが、人気の為ずっと欠品続きでなかなか買えませんでした。
しかし、この度メーカーさんから無事に魔πを仕入れることに成功しましたので、さっそく魔πの効果を徹底レビューをしています。
個人的には、コスパの良いクイックコーティング剤として重宝しております。
※コーティングに関する知識があった方がこの記事を楽しめると思うので、まだ読んでいない方は先に下記の記事をお読みください。
魔πの効果について
魔πを実際に使ったのは僕が所有しているBNR34です。
本来なら30万円でセラミックコーティングを、、、と言いたいところなのですが、いかんせん毎月のローンで首が回らないのが実情です(苦笑)
そこで、ボディの保護をやらないよりはマシか、との思いからクイックコーティング剤である魔πに手を出しました。
コーティングに関する知識がある方なら薄々は気づいているとは思いますが、魔πはボディのヤレや劣化が治るわけではなく、これ以上劣化をさせないようにボディの上にコーティング(膜)を手軽に作ってくれる、簡易的なコーティングアイテムになります。
作業の手順もとても簡単で、
- 洗車して汚れを落とす
- セミウェット、もしくはドライの状態で魔πを塗布
- ボディ全体に満遍なく塗りたくる
- 48時間雨に当てない(完全硬化させる)
はいっ、たったこれだけです。
This is クイックコーティング.
本当にこれで大丈夫なのか?w
そう思いたくなるのも無理はないのですが、結果は動画の通りです。
結果は誰の目から見ても明らかなので、なぜ魔πを塗ると水をはじくようになるのか、成分からその性能をチェックしていきましょう。
ラベルの成分欄には、乳化シリコンオイル・ポリビニルアルコール・直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム・脱イオン水と書いてあり、その下に、
液晶ハイテク技術を採用している画期的な商品です。通常は液体状態であり、車のボディ・ホイール・ガラス・ミラー等に使用すると艶のある防護膜を形成し 防汚・撥水・高温・摩耗・ホコリの付着防止に役立ちます。
と記載されています。なんかよく分からないけど凄そうな製品ですねw
詳しく成分を分析していきましょう。
乳化シリコンオイル
コンディショナーと同じ成分
乳化シリコンオイルは、耐熱性、耐候性、化学的な安定性に優れており、温度変化による粘度の変化も起きにくいため様々な用途で用いられています。
この素材は過酷な環境下に耐える役目と、撥水性を付与してくれます。
シャンプーの後に使う、リンスやコンディショナーに乳化シリコンオイルが確実に入っています。
髪表面のキューティクルをシリコンで覆うことにより、髪が滑りやすくなり、髪が傷むのを防止してくれます。
それと同じ効果を車にも付与してくれるので、滑りやすく、水を弾いてくれるんですね。
ただし、150℃以上で加熱した場合、有害なホルムアルデヒドが微量生じる可能性があるため、クイックコーティング以外の用途で使うことはオススメしません。
ポリビニルアルコール
合成樹脂
合成樹脂は、造膜性、接着性、耐油性、耐薬品性などに優れている素材です。
樹脂でボディの上に接着性の高い膜を作る役目と、耐油対薬性の性能を付与してくれます。
他の用途で言えば、繊維加工(糊)剤、紙加工剤、接着剤などに広く利用されています。
直鎖アルキベンゼンスルホン酸ナトリウム
界面活性剤
界面活性剤は、水と油(水に溶けにくい物)の両方の性質を持ち合わせ、水と油の中を取り持つ物質で、物質の境の面(=界面)に作用して、界面の性質を変化させるような物質の総称です。
界面活性剤の構造は、水になじみやすい部分(親水基)と、油になじみやすい部分(親油基)の相反する2つの部分からできています。
油と水はまざりませんが、界面活性剤が仲立ちすることでまざるようになります。
例えば、食器を洗うときに使う洗剤のラベルをみてください。99.999%この界面活性剤が入っています。
油汚れが水では落ちないけど、洗剤を使えば落ちるっていうロジックは、この界面活性剤が作用しているからなんです。
専門的な用語を使ってカッコよく説明すると、物質同士の表面張力を弱める効果が付与される、です。
他にも、タンパク質も界面活性剤としての役割を担うことが多く、代表的なものに牛乳があります。
牛乳は真っ白ですよね。
真っ白な理由は、カゼインというタンパク質には界面活性能があって乳脂肪分と水との界をうまく埋めてくれているので、見た目真っ白で乳脂肪分は乳化した状態になっています。
シリコンで登場していた、「乳」化の意味はここから来ているのかもしれません。
このように、なんだかあやしい言葉の界面活性剤ですが、実は私たちが生きるために非常に大切な役割を担っているわけで、悪いヤツどころか、とっても役に立つわき役として活躍しています。
ちなみに、水酸化ナトリウムなどのアルカリにより中和されます。
ので、酸性雨に当たると中和されて綺麗に落ちてしまいます。
脱イオン水
綺麗なお水
脱イオン水は、不純な物質が除去された水で希釈用途で使用されています。
実は、この脱イオン水というのが、魔πという商品の本質を掴むヒントなのです。
魔πは撥水?それとも疎水?
ネットの記事で魔πのレビューを読むと、だいたい2つの意見をよく目にします。
- 超撥水って書いてあるけど疎水だった。これは詐欺だ派
- 超撥水すぎる。コスパ最強w派
この論争の結論は、品質がバラバラがゆえに起きる
「Made in チャイナのクオリティwww」
で多くは帰結しているんですけど、これは施工方法に問題があるんじゃないかなと個人的には思いました。
生産大国中国の液体系の製造で、個体ごとにそこまで品質にズレがあるとは考えにくいからです。
んで、撥水が出現した人のレビューをまとめてみると、ある共通点がありました。それが、
- ドライ環境での施工
- 雨に当てずに48時間の完全硬化
これらをキチンと実行できた人です。ドライでの塗布と雨に当てない完全硬化の共通点は、
水道水や雨水に含まれる不純物と魔πを触れさせないこと。
水道水にはケイ素が含まれており、雨水には空中の不純物が大量に含まれています。
48時間硬化を待たずにそれらが魔πと接触すると、界面活性剤のせいで表面張力が弱っていることから魔πの性能の低下を招き、部分的もしくは完全な疎水にしてしまうのではないのかなと。
だからわざわざ魔πは脱イオン水で希釈していると考えられます。
唯一の懸念点は、洗車するときのシャンプーの種類ですが、僕はワコーズのシャンプーを使用しているのですが、今のところ百発百中です。
上記で説明したことを守れば、魔πの撥水も疎水も自由自在です。
撥水と疎水を選べるハイブリットなクイックコーティング剤
として売り出せば、魔πはさらに売れる気がします(笑)
まとめ
魔πは面白い
個人的には想像以上の効果に驚いています。効果の持続も2~3ヶ月持ちましたし、かなり満足感のある商品です。
さらにこの魔π、ボディ以外にもガラス、ホイール、走行していて目につく部分全てに使えるオールラウンダーってのがいいです。
ぶっちゃけこれ1本買っておけばいいんじゃねって思っています。
ボディだけだったら1本で5台はいけましたし、ボディ、ガラス、ホイールとかやっても3台分ぐらいは大丈夫です。(エスカレードとかの巨体は1台1本かもw)
で、値段が2380円で送料無料なのはコスパも良いのでオススメです。
「プロにお願いするお金はないけど、愛車のボディを守りたい!」
そんな人にオススメの商品でしょう。
ぜひみなさんもこの機会にですね、ご自宅で、簡単に、愛車をコーティングしてみてはいかがでしょうか?
これは個人的な意見ですけど、買って損は絶対にないはずです。
自己満足度も満たされますし、洗車してれば無駄なお金を使わなくて済むし、将来愛車の下取り金額が高くなる可能性があるならば、金銭的に見てもむしろプラスになる可能性は極めて高いと思います。
これが独身ならノータイムでポチれると思うんですけど、既婚者の方、奥様にたぶんこんなこと言われると思います。
「そんなことにお金をかける余裕なんてないの」
たぶん言われます。っというか絶対に言われます。そしたら笑顔でこう言ってください。
「お前が毎日使うファンデーションは良くて、1年以上(90日×5回)持つ車のコーティングがなんでダメなの?」
嫌味な感じではなく屈託のない笑顔で言ってください。女性が毎日するファンデーションもだいたい1日10円ぐらいです。
奥様 「はっ?関係なくない?怒 化粧は女性のマナーなの!」
あなた「綺麗な車で出勤するのは男のマナーです」
・・・
・・
・
怒られても僕は知りません。自己責任でお願いします。
でわまたっ、良きカーライフを!!
告知:「BRENDA 公式LINE」を始めました。
当店は全コーティングの施工が可能です。
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