いらっしゃいませっ!
カスタムカーショップBRENDAのこぼです(‘ω’)ノ

「シルエイティって本当に速いの?」

クルマが好きなら一度は観たことのあるアニメ「頭文字D(イニシャルD)」こと”イニD”

その中でオタクたちの心を掴んでいるのが、群馬県の碓氷峠を爆走する佐藤真子のインパクトブルーのシルエイティです。

頭文字Dの漫画から引用しました。

実は”シルエイティ”という車は新車で500台しか販売されていないので、もしシルエイティが欲しい人は基本的には自分でカスタムをして作るしかありません。

今回は運よくシルエイティを自分の手で作ることができたので、その記念にシルエイティの構造や歴史、作り方などをまとめておきます。

つい最近までアニメの中の存在だった車がいざ自分のクルマになると結構テンション上がるものですね(*´з`)

それでは張り切っていきましょうー!

シルエイティは、2台を1台にしたスワップ車。

180SXベース、顔面S13。

これがシルエイティの正体です。俗にいうスワップ車です。

「いや、詳しくwww」

と言われそうなので、S13、180SX、まずはそれぞれの歴史からシルエイティが誕生したルーツを探っていきましょう。

“S13″とはなんぞや?

池谷センパイの愛車です。

これで99%の人は何となくイメージを膨らませることができるハズです。

S13は1988年に登場した5代目シルビアです。

2ドアクーペ、FRの5MT、良く回る自然吸気のエンジンと丁度よいボディの大きさが、峠やサーキットを走り回っている10~20代の間で爆発的な人気を博しました。(Sは、シルビアのSね)

歴代シルビアの中で最も人気の高かったのがこのS13になります。

一応デートカーの立ち位置でリリースされましたが、結局は走り屋に愛されたクルマになっちゃいました(‘Д’)

そんなS13と同じプラットフォーム(部品)でできた姉妹車が、1年遅れて登場した180SXなのです。

ちなみにS13の後継車であるS14はあり得ないぐらいの不人気でした。

コンパクトなボディが最大の魅力だったにも関わらす、S14からは3ナンバーサイズとなり、のぺーっとしたどこにでもありそうな車に成り下がってしまいました。

180SXの人気に火が付いたのはS14が登場してからです。

※S13の中古価格は、150~450万円の幅で動いています。
欲しい人は今が常に最安値なので、購入はお早めに。

“180SX”とはなんぞや?

「S14ださいなぁ~」
「180もモデルチェンジか(´・ω・)」

そう思われたのですが、180SXはモデルチェンジされないまま販売が続行され、9年8カ月の長きにわたり販売が続けられました。(ちなみに、”ワンエイティ”って呼びます)

1993年にあった”S13⇒S14″のフルモデルチェンジの恩恵を最大限に受けたのが、姉妹車である180SXになります。

最後は1998年12月、S15に統合される形で生産終了となってしまいましたが、20年以上たった今でも人気の車です。

180SXはS13とは違い、ターボ付き、ファストバックの3ドアハッチバックで、ヘッドライトもリトラクタブル式仕様です。(※1996年8月からの後期型では自然吸気の2Lもラインナップ)

1996年8月にはビッグマイナーチェンジが実施され、リアコンビネーションランプがスカイライン風の丸型になり、自然吸気のSR20DE型2L直DOHC(最高出力140ps)を搭載するタイプSも登場しました。

ちなみにS13がモデルチェンジした時に、180SXがモデルチェンジしなかった理由は、

S13が大人気

1年後に180SX登場

モデルチェンジでS14登場

引くレベルの不人気っぷりで経営に大打撃

本当は1年後に生産中止orモデルチェンジ予定だった180SXは、売り上げ確保のためそのまま続投。

「ちょうどいいFRのスポーツカー」というニッチな市場を抑える。

が、赤字を垂れ流しながらの製造だったので、1998年12月にS15への統合という形で製造打ち切り。

1999年カルロスゴーン登場。

みたいな感じかなと。

別に日産の社員でもなければ、しっかりと経営分析をしたわけでもないので、若干の妄想も入っていますけどおおむねこんな感じだと思います。

さて、以上の歴史を踏まえて”シルエイティ”が誕生した理由を探っていきましょう。

※180SXの中古価格は、120~380万円の幅で動いています。
欲しい人は今が常に最安値なので、購入はお早めに。

シルエイティはなぜ誕生したのか?

くどいようですが、180SXのボディにS13の顔面を移植した車両のことをシルエイティと呼びます。呼び名の由来は、

前の顔がS13(シルビア)、後ろが180SX(ワンエイティ)

シルビア+ワンエイティ

シル+エイティ

シルエイティ

んで、コレはあくまで狭い意味でのシルエイティで、実は

S14、S15の顔面を使ったシルエイティも存在します。

180SXとシルビア(13,14,15)は姉妹車の関係にあるので、パーツの互換性が高く、難易度の高い板金作業なしで顔面移植が可能です。

だからメカニックでもなんでもない一般人の僕でも、プロに教わりながらシルエイティを作ることができたのです。

おまけにカスタムパーツも豊富で安く、多種多様なカスタムを楽しむことができます。

ここにシルエイティ誕生のキッカケがあります。

そもそも皆さんは180SXやシルビアに乗る人にどんなイメージを持っていますか?

  • 走り屋
  • ルーレット族
  • スピード厨
  • 公道ドリフト
  • 暴走族

この辺りのイメージを持っている人って多いのではないでしょうか?

共通していることは”運転で無茶をする”ってことです。

つまり、事故を頻繁に起こす確率が高く、しょっちゅう車を修理する必要があるのです。

180SXのフロントはリトラクタブルヘッドライトを採用しているので、修理代が高い上に、自分で修理するのも手間がかかり面倒です。そこで閃いたのが

「シルビアのパーツ移植すればいいんじゃね?w」

これがシルエイティ誕生の瞬間です。

当時の走り屋はS13と180SXの違いを把握していたので、180SXの前面を損傷した場合、シンプルな作りで部品も安いS13を使えば低価格で直すことができることに気がついたのです。

今風に言えばイノベーションが起きたんです(笑)

そしてさらなる恩恵として、”フロントの軽量化にもなる”も話題になり、シルエイティのブームがくすぶり始め、シルエィティが自動車雑誌”Option”や”ホリデーオート”に掲載されたことで火種ができ、『頭文字D』で佐藤真子がシルエイティに乗ったことで人気に火がつきました。

そして現代では当たり前にシルエイティが中古車市場にラインナップされており、「180SXをシルエイティ化すれば、大好きだったS13のデザインがまた味わえる!」ということで、180SXの顔面スワップはいまだに健在です。

が、壊れてないのにカスタムをするので無駄にお金かかるだけですから、よほどの思い入れが無い限りシルエイティ化する人はいないようです。

※現時点でカーセンサーとグーネット合わせてシルエイティは5台しかありません。

とはいえ、2021年にパチスロ頭文字Dが登場し、佐藤真子とシルエイティも登場しているので、今後の需要の変化による価格上昇には少しだけ注意を払う必要があるかもしれません。

さて、ここまで話を進めてきましたが、鋭い人ならこんなことを考えるかもしれません。

「シルビアをベースにして、顔面を180SXにもできるよね?」

シルエイティの逆が”ワンビア”

その発想のもと誕生したのが、シルビアがベース、顔面180SXの”ワンビア”です。

ちなみにワンビアは北米市場で240SXとしてまさにワンビアと同じものがあり、新車状態の車両が存在していました。

薄々お気づきかもしれませんが、ワンビアにこれと言ったメリットはありません。

「冷蔵庫にある残飯を料理したらなんか夕飯できちゃった」

みたいな感じで誕生した車がワンビアです。

リトラクタブルライトは修理費用が高い上に車重を増加させるので、デチューン以外のなにものでもありません。

しかし、最近ではプロが物珍しさで乗るようになったことも後押しして、多少の人気は出てきましたが、知名度も性能もシルエイティには到底およびません。(あとはどこまでお金をツッコめるかですね)

シルエイティのまとめ

・180SXベース、顔面シルビア
・フロントの軽量化になる
・維持費が安くなる
・頭文字Dに登場している
・新車のシルエイティは500台しかない

以上を踏まえて、

「シルエイティを作りたい!」

と思う人は、これから説明するシルエイティの作り方をもとにカスタムしてみて下さい。

今回の製作期間は土日の休みを返上して朝から晩までやって丸2ヶ月ぐらいです。それでようやくテスト走行できるところまで完成しました。

僕の場合は廃車寸前の状態からカスタムをしつつ、走行可能レベルまで復帰させたので、本来は必要のない作業も多いかもしれませんが、おおむね参考にはなるハズです。

ちなみにインパクトブルーの塗装はまだしていません。なぜならフロントはいずれ必ずぶつけるからです(笑)

走りのレベルを上がったらインパクトブルーに全塗装します(*´ω`)

シルエイティの作り方

今回の目標は、佐藤真子のインパクトブルーのシルエイティを再現した上で、さらなるカッコよさを付け加えることにあります。

まず最初にシルエイティ化するのに必要なパーツ一式について確認しておきましょう。

通常のシルエイティ化に必要なモノ

・ボンネット
・フロントグリル
・フロントバンパー
・フロントフェンダー
・レインフォース
・ヘッドライト
・サイドマーカー
・フォグランプ
・アンダーカバー

ちなみに上記の純正パーツはほどんどが絶版となっており、入手がとても困難なのでオークションで見つけたらすぐに買うべきです。

僕でも現在、ヘッドライトの新品とリアライトの新品はめちゃくちゃ欲しいけど未だに買えていません。当面はボロボロの中古で我慢しています。

今回はこの他に、”インパクトブルーの塗料”と”オーバーフェンダーキット”、それに付随した構造変更の手続きなども必要になりました。

ちなみに、インパクトブルーなんて色は無いので、ご自分の好きな青色を選択してください。もう一度いいますよ?

インパクトブルーなんて色はない!

オーバーフェンダーはさらなるカッコよさを付け加える為に買い増ししました。

他にもこまごましたボルト、ナット、スペーサー、ステー、工具などは車両の状態に応じて各自準備してください。

今回は日本上位のカッコよさを目指したのでパーツが増えましたけど、ぶっちゃけここまでする必要はありません。

ロマンを求めた散財です(笑)

その辺は趣味の範囲と割り切って少しずつ仕上げていきます。

ちなみに板金作業はなく、お金と時間をフルに使えば誰でも作ることができます。

頑張っていきましょーっ!

1. 解体

僕の180SXは既に解体されていたのである意味ラッキーでしたが、通常はまず部品を外すところから始まります。

実際に僕は外してないので何とも言えないので、今回はGoogleの検索結果を貼っておくのでぜひ参考にしてください。

180sx ボンネット 外し方
180sx フロントグリル 外し方
180sx フロントバンパー 外し方
180sx フロントフェンダー 外し方
180sx レインフォース 外し方
180sx ヘッドライト 外し方
180sx サイドマーカー 外し方
180sx フォグランプ 外し方
180sx アンダーカバー 外し方

ここまで進めてようやく僕と同じ初期地点に到着です。

配線などはビニールテープで絶縁して、何が繋がっていたからペンで書いておくと配線作業のときに役立つのでオススメです。

1.5 塗装(インパクトブルーにするなら)

インパクトブルーにしたい!

もしそう考えている人がいるのならば、各種パーツを外したタイミングで塗装した方が後々の仕上がりが良いのでオススメです。

全部パーツを外すと倍近くに手間が増えるので、もしそこまで求めるならお近くのカスタムカーショップへ任せた方が良いかもしれません。

取り付けたままの塗装でも問題はありませんが、完成度は雲泥の差になってしまいます。

さすがにエンジンは降ろすことはしませんでしたけどね(笑)

2. 各種パーツの取り付け

パーツを外したら、あとは各種パーツを取り付けるだけです。

2.1 ボンネットの取り付け(1時間)

まずは基準の位置を決める為にボンネットを取り付けましょう。

取り付け方は取り外した時の逆の手順をすれば簡単につきます。

2.2 配線上げ(3時間)

・車高を下げる
・タイヤをインチアップする。

これらのカスタムを考えている人は、現状の配線ルートを少し変える必要があります。

配線上げをしておかないと制御系の配線が切れたり、ウォッシャー液のホースが切れて突然ウォッシャー液が出なくなります。

更に言うと配線上げには2つの種類があります。

1つ、僕がやったようにフレームの上に配線を通すやり方。
2つ、ハーネスを全て外してエンジンルームの内側を通すやり方。

フレームの上に配線を通すやり方はフレームをハンマーでひたすら叩いて曲げ、配線をインシュロックで止めるだけなので、どんなに時間がかかっても1~2時間で終わります。

一方のハーネスをすべて抜く方法は1日で終われば早い方です。

ハーネスを抜くのは簡単ですが、その配線を通してハーネスを再接続するのが相当にめんどくさいです。

僕はハーネスの接続部を見ただけで吐き気がしたので断念しましたが、「俺はイケる!」と思う方はぜひトライしてみて下さい。

2.3 フロントフェンダー取り付け(3日)

地獄のチリ合わせ。

純正パーツがあれば比較的サクッと終わるのですが、今回は社外のオーバーフェンダーを取り付けようとしたので、マジでこのチリ合わせ作業が地獄に感じました。

社外のFRPパーツの精度がクッソ悪いのは知っていましたが、

「ココまでかッ!!!」

と思うほど悪かったです。ある程度の知識はありましたが想像以上の難易度でした。

普段から車をいじる人なら「チリ合わせなんてすぐじゃん(´・ω・)」と思っちゃうかもしれませんが、素人の僕からしたら二度とやりたくないと感じるほどでした。

ぶっちゃけFRPの社外フェンダーをちょっぴり嫌いになりました(笑)

ボンネットとフェンダーの隙間を3~5mm、かつドアに干渉しない状態で取り付けることができれば完璧です。

僕は丸3日かかりました( ̄д ̄)

2.4 サイドマーカーの取り付け(2日)

言わずもがなですが、純正サイドマーカーならすぐに取り付けは終わります。

しかし、サイドマーカーに関しても社外品をチョイスしたので、社外フェンダーと社外サイドマーカーのセッティングにかなり苦労しました。

両方とも精度が悪いのでなかなか合わないのです。

チリ合わせ以上に苦労しました(._.)

最終的には正攻法での取り付けは無理だと判断し、ステーを使った取り付けに切り替えました。

これぞカスタムの醍醐味!って経験ができました(^O^)/キャッホー

2.5 ヘッドライトの取り付け(1日)

サイドマーカーとフェンダーがついた状態でヘッドライトを取り付けていきます。

正面から見たときに変ではないか、振動で落ちることはないか、そのあたりに気をつけて取り付けてみてください。

サイドマーカーを取り付けた時、すでに取り付け位置が微妙にズレているので、サイドマーカーの取り付けには大きな調整を必要とする場合があります。

3.カスタム

ベースを作ったらあとは自分好みにカスタムをするだけです。

3.1 オーバーフェンダー

今回は50mmずつ外に出しました。

フロントはもともとオーバーフェンダーなので問題ありませんでしたが、リアのオーバーフェンダーについてはプロにお願いしました。

オーバーフェンダーのキットをつけて終わりなら誰でもすぐにできますが、キットを取り付けた後にパテで整え、その上から塗装するのはさすがに高い技術力が必要です。

きっと素人にはほぼ不可能だと思います。

チャレンジするのは自由ですが、ちょっとリスクが大きい気がします。

3.2 ユーロテール

このカスタムは正直やりたくありませんでした。

だって、頭文字Dの佐藤真子のシルエイティはユーロテールではないからです(笑)

しかし残念なことに、どこのオークションを見ても既にプレミアム価格となっており、とても手の出せる金額ではなかった為、当面は定番カスタムの1つであるユーロテールで我慢します。

これが古い車に乗る宿命です(´・ω・)

コメント欄でもご指摘されましたw

3.3 ウィング

僕はまだ装着していませんが、ウィングをつけるのは定番カスタムの1つです。

頭文字Dのシルエイティにもさりげないウィングがついていますからね。

この辺に関しては賛否両論あると思います。

「ウィング付けたらオタクっぽいw」

と思う人は、無理にウィングをつけなくても良いでしょう。

お金に余裕があったら僕はつけたいですけどね~。

4.整備・動作確認

古い車なので念のため各種整備を行いました。

  • タイヤ交換
  • ホイール交換
  • バッテリー交換
  • ブレーキパッド交換
  • ブレーキ系オーバーホール
  • オイル交換
  • オイルフィルター交換
  • ライト増設

もちろん配線も変更しているのでキチンと動くか確認が必要です。

まとめ:「シルエイティは速いのか?」

乗る人次第( ̄д ̄)

これが最終結論です(笑)

実際に峠でシルエイティをテスト走行させてみたのですが、結局は乗り手が誰かによってシルエイティはゴミにも神にもなります。

AE86に拓海が乗れば最強に速いですが、池谷センパイが乗れば遅いのと同じ理論です。

「フロントが軽くなるから速い!」

そのメリットを享受できるのでは運転が上手い人たちだけです。

S13に乗る。
180SXに乗る。
シルエイティに乗る。

結局は好きなクルマに乗るのが最適解ッ!

でわまたッ(/・ω・)/

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