いらっしゃいませっ!
栃木県宇都宮市にある、カスタムカーショップBRENDAのコボです(°▽°)

「ウチで施工すると安くてオススメっすよ(‘ω’)ノ」

見たいな情報がネットには腐るほど転がっていますが、「なぜ安いのか?」を理路整然と説明している記事は意外と少なく、

「安い??どうせ品質がクソなんだろ。」
「地方の整備工場の安かろうは悪かろうだ!」
「余計な部分も修理して後で請求する気だ!!」

そんな負の思考をお客様が膨らませてしまい、最終的には猜疑心だけが蓄積されてしまう、そんなあやふやな情報社会を生きる皆さんだからこそ

「なんでココ(BRENDA)で修理すると安いんですか?」

という質問をLINEやメール、ご来店いただいたお客様からよく言われます。

今日は当社が低価格でいられる理由に切り込んでいっちゃいます。

まずは”料金の概念”を細分化しよう。

一概に「料金が安い」「低価格」と言われても、そこには複数の要因が絡み合っています。

この記事では分かり易くするために「料金」の概念をざっくりと3つに砕いて分析していきます。

その3つとは

  • 部品代
  • 工賃
  • ブランド料金

です。

1つ1つじっくり見ていきましょう。

「部品代」とはなんぞや?

部品代はイメージに難しくないでしょう。

ヘッドライトを割ったら、ヘッドライトが部品代にあたり、
フロントガラスを割ったら、フロントガラスが部品代にあたり、
リアバンパーをグシャグシャにしたら、リアバンパーが部品代にあたり、、、

とまぁこんな感じです。

ではこの「部品代」とは一体何で決まるのでしょうか?

一概には言えませんが主に

  • 部品の流通量
  • 部品の需給関係
  • 部品製造メーカーの生産効率性

で決まることが多いです。

この価格が決まる要素を見ると買い手側には選択の余地がなく、メーカーからの卸値で仕入れることが最も安く仕入れる方法のように感じます。

が、それでは普通の整備工場との価格差を図るのは難しいでしょう。

ではどこでそんなに価格差が生まれるのでしょうか?

部品の仕入れはその企業のポテンシャル。

価格差は「どこから部品を仕入れるか」でかなり大きな差を生み出します。

「えっ?部品って部品メーカーから買ってくるだけじゃないの?」

そう思ったあなたへ問題です。

Q
頑張れば直せるけれど、お客様が交換を望んでいるフロントバンパーの部品代が卸値で「10万円」
「高っ」と思ったあなたは、中古車両が5万円で売っていることに気がつきました。
さて、あなたはどんな行動をとりますか?

この問いに対する答えが、

「10万円で仕入れて、工賃を上乗せして12万円を請求する」

だと20点です。だってそれって誰でも出来ることだから。

「5万円の中古車を買ってフロントバンパーを移植して、部品代を5万円、工賃を3万円にしてお客様に返却する。」

だと、ギリギリ赤点回避の30点です。

それでは次の答えはどうでしょうか?

「5万円の中古車を買ってフロントバンパーを移植して、部品代を5万円、工賃を3万円にしてお客様に返却した後 、仕入れた中古車のフロントバンパーをコツコツと直し、10万円の価格で売る。」

まで言えれば70点です(*’ω’*)

お客様は4万円割引されてハッピーな上に、企業にも5万円以上の利益が残るのでビジネス的に見ても及第点だと言えるでしょう。

しかし、手間暇やコスパ的な部分を見ると少し微妙です。

それでは100点の回答は?

という問いに答えていると、話が脱線しすぎるのでそろそろ本題に戻ることにしましょう(‘ω’)

結局何が言いたいのかと言うと、どれだけ部品の仕入れに敏感になっているかが価格を大きく左右する要因なのです。(これは車両の仕入れも似ています)

例えば、ベンツ、BMWなどを始めとする輸入車の部品の高さは皆さま周知の事実です。

その理由は海外からの「関税と輸送費」がどうしても上乗せになってしまうからです。

そこで事前に「ドイツから仕入れると関税が上乗せされて高い」ということを知っているのならば、どうやったら関税が回避が可能なのかをまず考える。

回避が無理なら軽減する方法を考える。

軽減が無理なら別の方法で補填できないか考える。

別の方法で補填できないなら作業効率を上げることを考える。

作業効率を上げる、、、そうですそうです、ここからが工賃のお話です。

「工賃」とはなんぞや?

みなさんは「工賃」という単語をネガティブに捉えていませんか?

「高い」
「ぼったくり」
「奴等の給料」

イメージは千差万別あると思いますが、そこまで毛嫌いしないでください。

「工賃」は、4要素の集合体です。

  • 土地代(作業場)
    修理をするには広い場所が必要です。
  • 光熱費
    作業工具はコンプレッサーを回したり、電気を使うものばかりです。
  • 設備使用料
    リフターを始めとする数百万の機材の使用料。
  • 人件費
    作業をした人に対する報酬

工賃の中で最も大きなウェイトを占めているのが、皆さんご存知の「人件費」というワケです。

※土地代、光熱費、設備使用費に関しては【ディーラーvs地方の整備工場】で詳しく解説しているので、興味のある人は読んでみて下さい。

人件費は最低賃金で計算している企業がお客様ファースト。

栃木県の最低賃金は2020/3/1現在「853円」です。

BRENDAは、この最低賃金の「853円」を基本に工賃を決めています。

だからと言って「従業員が時給853円で働いているのか」というとそれは違います。

ではなぜ「最低賃金」を使って計算をしているのか?

それは前の記事でも話した「固定費と変動費の安さ」と、さきほど説明した「仕入れ方法の工夫」で欲しい利益率はほとんどクリアしているからなのです。

それに加え「中古車の仕入れ・販売」「ニコニコレンタカー」「レッカー」など、車に関する多種多様なビジネスを複合的に組み合わせながら展開しているので、最低賃金以上のお金をお客様から頂く必要はないのです。

暴言に近いレベルの言葉を使わせてもらえるなら、最低賃金までコストを圧縮出来ていない企業は「自分の怠惰をお客様の財布で補填している」状態にあります。

だって、死ぬほどの企業努力をすればいくらでも補填は可能ですから。

それでも「BREDAが高い!!」と思う人がいたら、宇都宮に限らず栃木県のどの整備工場で施工しても「高いっ!!」と感じることは間違いないでしょう。

そのくらい「価格の安さに自信がある」のは自分でもどうかと思いますけど、そこだけは絶対的な自信を持っているのです。

国産車と輸入車で工賃が違うのはなぜ?

工賃についてよくある質問で「国産車と輸入車の工賃は同じですか?」という超有名な質問があります。

この際なので少しだけ皆様の偏見のコレクションを捨てるお手伝いをしておきます。

まず最初に工賃の決め方はたくさんあります。

代表的な計算方法は「工数計算」「時間計算」です。

工数計算は、作業量に比例して料金が上がっていく決め方です。

時間計算は、作業時間に比例して料金が上がっていく決めた方です。

一見するとどちらも理に適っているかのように感じますが、極端に言えば

「めんどくさい作業は多めにお金を貰おうぜ」

というニュアンスです。

そこが「国産車と輸入車の工賃の差」として生まれるのです。

国産車の作りは、作りが理路整然と洗練されているので、ロジックさえ分かっていればスムーズに修理が可能です。

一方の輸入車の作りは、「なんでココに付けたの?」「なんでこういうつけ方するのかな、、、」なんて当たり前で、電球を変えるだけなのに周辺のボディを全部降ろさないと変えることが出来ないなんてザラにあります。

そういった根本的な車作りの差をそのまま価格に反映させている企業が多いので、

「輸入車の方が工賃が高い」

なんて巷では言われたりしている、というより実際に高いんですけどね。

他にも「部品代×10%」で工賃を設定したり、「国産車は10%で輸入車は20%」なーんて適当な価格設定にしているところもあります。

別にこの決め方でも問題はないですが、この決め方だと効率化をサボる方向性へ向かってしまうので僕はあまり好きではありません。

「国産車」も「輸入車」も同じ車なんだから、同じ価格になるまで1つ1つの作業を見直し、洗練させ、価格を同じにする、もしくは価格を下げる努力を忘れてはいけません。

「工具を探す時間を減らせないか」
「あっちこっち無駄に歩いていないか」
「作業手順は全員共通で認識しているのか」

5Sや、動作の分析、作業工程の確認などをやってもなお「

どうしてもコストを圧縮できない」

と言うので仕方がないと思いますが、どこまでいっても企業努力を忘れてはいけません。

一貫した企業努力を長年続けると出現するモノが「ブランド」です。

ブランド料金とはなんぞや?

ブランド料金とは、ルイヴィトンの10万円を超える財布を持っている人なら理解可能な概念ではないでしょうか?

「なぜ人はルイヴィトンの財布を買うのか?」

それは、

「ルイヴィトンの財布とかすごっ」
「ルイヴィトンの財布いいなぁー」
「ルイヴィトンの財布私もほしなー」

と周りからチヤホヤされたいからですよね。

専門的な言葉を使うならば、所有欲や承認欲求を満たすため、とも言えるでしょうか。

それではなぜ財布を買っただけでそんなものが満たされるのでしょうか?

その魔法の正体こそが「ブランド」なのです。

そして人々はたびたびこの魔法に多額のお金を支払います。

10万円するルイヴィトンの財布の原価は「3万円」です。

そこに通常の利益率を上乗せしても「5~6万円」が良いところでしょう。

しかし、ルイヴィトンの財布は10万円以上する上に買う人は山のようにいます。

「実際の価値は3万円しかないのに、それが10万円で売れる」

その魔法はかける為に必要なことは、商品とは全く関係のないものたちです。

  • 店内の演出
  • カッコいい宣伝広告
  • 店員は顔のいい人
  • 接客の教育費

数多くのムダな部分にお金を使って自社の商品の価値を高めていきます。

この辺りで話を車に戻しましょう。

今現在、栃木県の整備工場にルイヴィトンのようなブランド力のある企業はあるでしょうか?

おそらく、ないでしょう。

なぜなら「栃木県で整備工場と言えば?」の問いに対する答えに正の相関性があるとは思えませんし、そもそもブランド構築をマジでやろうとしている企業を僕はまだ見たことないがありません。

強いていうなら、トヨタや日産、メルセデス・ベンツやレクサスのディーラー、ガリバーやビッグモーターには「ブランド力がある」と言えるかもしれません。

なぜなら、CMを流しているし、店舗とかめっちゃ綺麗だし、レクサスはケーキが出てくるとか、明らかに自社のブランド力の強化にお金を使っている印象です。

しかし、個人で整備工場や中古車販売をしている企業であそこまでブランド力に注力している企業を僕はまだ知りません。

このように「ブランド力の有無」だけを見てもBRENDAが安いことは明白です。

と、ドヤ顔で言ってみたのですが、本当は「ブランド力がない」ことを恥ずかしむべきなのかもしれません(笑)

では、そのブランド力はどのようにして作られてゆくのでしょうか?

「どれだけ無駄な部分にお金を出せるか?」そこがブランド力のヒントなのかも。

ブランド力の育成方法は多岐に渡りますが、僕の思うブランド力の1つのゴールは

「見ず知らずの人たちが話題にしてくれた時点」

だと思っています。

ルイヴィトンのように「原価の3倍のお金を支払ってもいいと思うお客様」を製造するためにお金を使うのではなく、あくまで第3者の話題になることをまずは目標にするべきでしょう。

「悪名は無名に勝る」っていうぐらいですから、大きく間違ってはいないハズです。

その観点から見ると先ほど例に挙げた「レクサスのケーキ」も、車とは全く関係のないケーキを出すことで、

Aさん「この前レクサスに行ったらダダでケーキ出してもらったよ( ゚Д゚)」
Bさん「わぁお!それはめちゃクールだね( ..)φメモメモ」

見たいな感じで、一見無駄金に思えるケーキ代が立派な広告宣伝費に繋がっているのです。

現に僕もこうして話題にしちゃっているわけですし、たった500円のケーキが伝説的なエピソードとなってどこかでバズる可能性だって十分にありえます。

他にも皆さんは「CALWING」という車屋さんをご存知でしょうか?

ページを見れば一目で分かると思いますが、ここは普通に扱っている車自体がそもそも凄いし、お客様もだいぶお金持ちです。

しかしそれ以上に印象的なのは「ヤシの木」です。

「なぜ車屋なのにヤシの木?」という疑問から、「CALWING」と言う名前は憶えていなくても、

「あのヤシの木がお店の前にある車屋さんなんだっけ?」

と印象付けることができ、結果的にどこかで話題になります。(僕も「ヤシの木のある車屋さん」で覚えていますし)

このようにブランド力に優れた企業を分析していくと、いかに本業とは関係ない部分にお金をかけることができるのか、が重要だということに気づかされます。

最終的には、資本力がものを言う世界がビジネスの世界です。

注意:教科書の教え方は全然違うよ。

断っておきますが、ブランドの勉強はしっかり教科書で勉強することをオススメします。

教科書に載っているブランド力育成の仕方は「誰に、どんな価値を、どういう接点で」がベースの考え方で、1つのブランドを作ったらその後はブランドポートフォリオを考えて、少しずつブランドの強化をしていって、、、

見たいな流れが主です。

が、それはあくまで強者企業のお話です。

私たち弱者企業は「小さな地域にありったけの資源をぶち込む」しか手段がまだないので、特定の地域を数の暴力でぶん殴るのがブランド力をつける確かな方法なのかもしれません。

例えば、

「栃木県の整備工場で一番読まれているWEBサイト」
「宇都宮で最もチャンネル登録数の多いYouTubeチャンネル」
「宇都宮で最も安い中古車販売店」

などがあり、YouTube内で言うなら

「○○円の格安中古車を買ってみた」
「○○キロ出してみた」

とかの特異な数字を出して少しずつ注目してもらうしかありません。

しかし、それもチキンレースなのでどこかで限界がきます。

そこで次に大切なのが登場しているキャラだよねー、ということばかりを考えている今日この頃です。

まとめ

「部品を賢く仕入れることが出来る」
「工賃が最低賃金で計算されている」
「ブランド料金が0円」

そんな企業がBRENDAです。(正式には「株式会社 square」)

これが安さの秘密です。

「安かろう悪かろう」のサービスではなく、論理的な安さに価値を感じるお客様をお迎えして、私たちのいない場所で

Aさん「安く修理できる車屋さん知らない?」
Bさん「それなら絶対BRENDAだよ。あそこなら間違いない。」

ぐらいの話題性を多くの人に振り撒けたら嬉しいですね。

もしくは同業者の方から

同業者C「BRENDAさんのWebに〇〇を掲載してくれませんか?」
同業者D「BRENDAさんのYouTubeに〇〇を掲載してくれませんか?」

と何かしらの依頼が入ったら、それは立派なBRENDAの価値(勝ち)ですね。

綺麗にまとまったのでこれにて失礼します。

でわまたっ。

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