いらっしゃいませっ!
栃木県宇都宮市にある、カスタムカーショップBRENDAのコボです(°▽°)
外車・輸入車で最も有名な2大メーカーである、メルセデス・ベンツ、BMW。その存在は偉大で甲乙つけ難く、50年以上も
「ベンツとBMWの違いってなんだろう?」
「外車の1台目はどっちがオススメなの?」
「ベンツかBMWに乗ってみたいけど、どちらに乗ればいいのか分からない。」
などなどの疑問を生み出しており、外車・輸入車好きの私たちを日夜困らせています。
しかし、13年間も輸入車を整備したり、乗ったり、実際に自分でも所有してみたりしてメルセデス・ベンツとBMWに毎日毎日触れ続けていると、それぞれのこだわりや細部の微妙な違いがビンビンに分かるようになってきます。
なので、今日は”メルセデス・ベンツ”と”BMW”の違いについて徹底的に解説していきます。
メルセデス・ベンツの合言葉は『高級感』『操作性』『乗りやすさ』
メルセデス・ベンツを一言でシンプルにまとめるなら「iPhone」です。
ありとあらゆるデザインが、煌びやかで、華やかで、セクシー。
「これでもかっ!」
というぐらいに多機能なスイッチがエレガントに散りばめられおり、さながらセレブの首回りにあるキラキラと宝石のように私たちの目にうつります。
しかも、メルセデス・ベンツは普通のエレガントさを追求しているだけではなく、直感的な操作が可能な配置と作りが特徴で、説明書なんていらないぐらいに操作性に優れています。
さらに、100年以上の歴史が作り上げた「乗り心地」にも高級感と重厚感が美しく融合しています。
“高級感を感じる乗り心地”というモノは、感情と同じで数値化ができない部分なので、万人が高級感を感じるモノを作るのは非常に難しいのですが、その部分を体現しているメルセデス・ベンツはやはり優秀そのものだと言えるでしょう。
例えば、
- ハンドルの重さは?
- ミラーの大きさは?
- シートは硬いほうが良いのかな?
- シートは柔らかいほうが良いのかな?
- サスペンションは硬いほうが良いのかな?
- それとも少し柔らかくした方が良いのかな?
などなど千差万別の組み合わせで乗り心地の良し悪しは決まります。
こと、メルセデス・ベンツにおいては、だれにでも満足できる高級な乗り心地を徹底的に研究しており、BMWを始めとする他のメーカーを圧倒しています。
「最善か、無か」
このキャッチコピーのもとに作られらたメルセデスの自動車は、ハンドルが絶妙に重く、車内は時計の音が煩く感じるぐらいに非常に静か、まるで自分の家のソファに座っているかのような安らぎと癒しをドライバーに提供してくれます。
メルセデス・ベンツはどちらかと言うと「ハイパワーなエンジンを前面にアピールする」というよりも、高級感や乗り心地、高い安全性を前面にアピールして広告宣伝しています。
そんなメルセデス・ベンツは「いい車に乗りたい!、と漠然に思っている人」へ僕はオススメしています。
例えば、1000万円を超えるメルセデス・ベンツの「SL」に乗りたいお客様に、そっくりなBMWの「645Ci」をご紹介すると、
「こっちの方が良いね!!んーっ、やっぱこっち買うよ(‘ω’)」
なんてことは日常茶飯事です。
13年の経験上、メルセデス・ベンツに乗りたがっている人は
- 何となくメルセデス・ベンツ
- 外車と言えばメルセデス・ベンツ
- ブランド的にメルセデス・ベンツ
- 失敗したくないからメルセデス・ベンツ
のような「誰でも分かる凄さを手に入れたい人」が多いように感じますし、実際に1台目はメルセデス・ベンツを選ぶ傾向にあります。
そしてその凄さは強烈にもホンモノで、「1度乗ったらもう他の車に乗りたくない」そう思えるほどの魔力がメルセデスベンツにはあります。
これは僕も実際に経験しています。今までありとあらゆる車に乗ってきましたが、一生乗っていたいと感じる車は断トツでメルセデス・ベンツです。
多くのお客様に尋ねても「メルセデス・ベンツにまた乗りたい」と口を揃えてお話してくれます。
だからメルセデス・ベンツは世界一凄いのです。
それではそんなメルセデス・ベンツの対抗馬、BMWはどんな車なのでしょうか?
BMWの合言葉は『走行性』『パワー』『興奮』
BMWを一言でシンプルにまとめるなら「android」です。
そこまで洗練されたデザインではありませんが、走りに対する思いは純粋で汚れを知りません。
メルセデスベンツも走りに対する思いは強いかもしれませんが、どうしても広告の宣伝を見ると、「メルセデスベンツ=環境・安全性」をアピールするのに対して、BMWは
「馬力が〇〇上がりました」
「トルクが〇〇上がりました」
「空力を○○減らすことができました」
という走りに対することを大々的にアピールしています。BMWのコンセプトは
「駆け抜ける喜び」
です。そのコンセプトを掲げて、他の自動車では味わうことのできないスポーティかつパワフルな性能が最大の魅力です。
前後の重量バランスを50:50にしつつ、ハンドルはわざと重くして正確にドライバーの命令を伝えることに重きをおき、エンジン音が気持ちよく車内に響き渡り、スポーティーな乗り心地で「毎日の運転を楽しみにしている人」に向けて徹底的に作りこまれています。
BMWを運転していると”運転”というものが退屈な時間ではなく、適度な高揚感と満足感を与えてくれる至福の時間へと変貌を遂げます。
内装に関しては、メルセデス・ベンツの高級感漂うエレガントな内装とは全くの対極的に作られており、
「可能な限りのスイッチを減らしてドライバーを運転に集中させる」
そんなクルマ作りを徹底しています。
なので、BMWの内装はとてもシンプルで、ロータリー式のダイヤルを回したり押したりすることで、すべての操作を完結させることが可能な掘り下げ式の作りになっています。
カッコいい言葉でいうならば「ドライバーファースト」なクルマ作りができているのがBMWです。
が、がですよ?
どちらかというとBMWは、メルセデス・ベンツのような直感的な操作というよりは、自分のしたいことを掘り下げていくシステムになるので、操作に慣れるまで少し時間が必要になります。
ここが好き嫌いの別れる部分ではあります。
さらに、シンプルなデザインを”貧”と捉える人も一定数必ずいますので、そのあたりは好みの問題になります。
BMWをオススメする人は「BMWじゃなきゃ嫌だ、と思える人」です。
例えば、1000万円を超えるBMWの「645Ci」に乗りたい人へ、私がそっくりなメルセデス・ベンツの「SL」を紹介してきたら何と言ってくるか想像できるでしょうか?
・・・
・・
・
「ふざけんな!!俺はBMWに乗りたいじゃ!!!」
そういうニュアンスで即答してくる人にBMWは向いています。BMWは硬派で絶対的な信仰心がある人が乗る車です。
ので、当社ではBMWについては走りにこだわりを持っている人、変態なまでの車への愛情がある人へのみ1台目からBMWをオススメしています。
- シルキーシックス
- 50:50のバランス
- 駆け抜ける歓び
この3つのワードを見て、よだれをたらしながら
(*´Д`)ハァハァ
するぐらいじゃないと、1台目からBMWを買うことはオススメしません。
逆に言えば、そこまでのこだわりを車に持っていないのなら、メルセデス・ベンツが合うことは間違いありません。
メルセデス・ベンツとBMWの共通点
ココまでは両者の違いを見てきましたが、多くの人が「ベンツとBMWって似てる!」と思う以上に、メルセデス・ベンツとBMWは双子のような存在です。
ドイツ車(アウトバーンのある国)
これは9割の人が知っている共通点なのではないでしょうか?
メルセデス・ベンツとBMWはドイツで作られています。そしてドイツには時速200kmで移動ができる”アウトバー”なるクレイジーな道路があります。
と言うことは、ドイツ車にはアウトバーンで長時間高速走行しても問題ないぐらいの高性能が最低限求められます。(日本で当たり前に走っている国産車では、パワーが全然足らなくて残念ながらお話しになりません。)
ここで面白いのは、BMWがパワーを向上させるとすぐにメルセデス・ベンツも追随してパワーアップをした車を出すか、それ以上にパワーアップした車を翌年にでもリリースしてくる点です。
メルセデス・ベンツとBMWは、”強敵”と書いて””とも”と呼べる間柄なのかもしれません。
北斗の拳で言えば、ケンシロウとラオウみたいなもんです( ゚Д゚)
エンブレムの配置がまったく同じ。
「エンブレムの配置なんてどこもかしこも同じなんじゃないの?」
そう思ったあなた、実はメルセデス・ベンツとBMWは最近までエンブレムの位置も形状も正反対だったんですよ。
しかも、BMWにメルセデス・ベンツが素直に合わせたような結果となっているのが面白いです。
BMWは、キドニーグリルと呼ばれるぶたの鼻のようなデザインが特徴的であり、エンブレムをボンネットの鼻先に埋め込むのがお決まりです。
走りにこだわるBMWならではのデザインで、エンブレムを埋め込むことで少しでも空力を減らそうと編み出した結果になります。
しかし、埋め込んでしまっては目立たないし、乗る人のブランド意識が醸成されるまで時間がかかります。そして何より周囲へのアピールに繋がりません。
そんなエレガントな理由から、メルセデス・ベンツはボンネットに立体的なエンブレムを装着することを選びました。
が、歩行者保護の観点から「車の外部には突起物を有してはならない」という国際的な基準が制定され、安全には世界一厳しいメルセデス・ベンツはその国際基準を潔く遵守することを選びました。
その結果、BMWのようなエンブレム埋め込み式へとメルセデス・ベンツもせざる負えない状態になり、結果、両者とも同じ埋め込み式になりました。
なんかこういうエピソードっていいよね。
同じメーカーから部品を共同で買っている。
これはほとんどの人が知らないと思います。
実はメルセデス・ベンツとBMWは共通部品を同時に買ってコストダウンに努めているビジネスパートナーでもあります。
ただし、1つだけ条件があります。それは「ブランドに影響を与えないような部品のみ」を一緒に購入する取り決めです。
例えば、タイヤ、シートのフレーム、バッテリーなどが挙げられます。
競うところは限界まで凌ぎを削って競い合い、協力できるところはとことん協力する。
その思い切りの良さが僕はなんか好きです。
いや、大好きです。
事業統合もしている。
これは結構ニュースにもなっているんで知っている人も多いかもしれません。
メルセデス・ベンツ(ダイムラー社)とBMWグループは、
- カーシェアリング
- ライドシェア
- 駐車サービス
- 電動車の充電
- 自動運転技術
などのモビリティサービスを、それぞれ独自に手がけていましたが、
「これって超ムダじゃね?w」
ということに気がつき、折半出資により新たな合弁会社を設立し、1つに統合してしまいました。
あえてもう一度言いましょう。
本当に大好きです。
外車・輸入車の1台目は「メルセデス・ベンツ」がオススメな理由。
以上のことを踏まえて、外車・輸入車の1台目にふさわしいクルマは間違いなく”メルセデス・ベン”だと断言できます。
最大の理由は、メルセデス・ベンツは誰が乗ってもその凄さを実感することができるからです。
乗った人全員が満場一致で「素晴らしい!」と感じるのがメルセデス・ベンツで、乗った人の5割ぐらいの人が「んーー、たまらんね!!!」と心を撃ち抜かれるのがBMWです。
「そんなことはない!BMWこそが至高の車である!!」
と意見したい人もいると思いますが、今回はあくまで
「外車・輸入車の1台目としてオススメするならメルセデス・ベンツ」
というお話なのでご了承ください。
もちろん、「百聞は一見にしかず、百間は一触にしかず」という言葉があるぐらいですので、最終的にはご自身でメルセデス・ベンツとBMW、どちらも試乗した上で決めたほうが良いことは間違いありません。
乗った人にしかわからない”感動体験”をぜひご自身の体で実感してみてください。
まとめ
最後に断っておきますが、メルセデス・ベンツとBMWに関しては、どちらが良いとか悪いとかではなく、両者の目指しているゴール地点が違うがゆえにどちらも素晴らしいクルマである、という点だけは押さえておいてください。
メルセデス・ベンツとBMWは、時速200キロで走行可能なアウトバーンがある国の自動車メーカーですから、両者とも高性能であることは間違いありません。
メルセデス・ベンツは至高の高級感を追求しており、BMWは究極の走行性を体現しようとしています。
ぜひ、輸入車を買うときの1つの参考になってくれたら幸いです。
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