いらっしゃいませ!
栃木県宇都宮市にある、カスタムカーショップBRENDAのコボです。
みなさんは「中古車市場」というモノについてどんなイメージをお持ちですか?
多くのお客様からよく聞くのが、
言葉はどうあれ基本的には『ネガティブなイメージ』を抱いているお客様が、僕の肌間で7割を超えているように感じます。
僕も最初はそうでした。
と言うか僕の場合は「無知からくる中古車への恐怖」という方が正確かもしれません。
人間は知らないモノには畏怖し、恐怖を覚える生き物です。
ITに無知な人はAIに恐怖しますし、死後の世界について誰もが無知なので、みんな死ぬことは怖いよね、っていうイメージです。
それと同じ原理で、中古車市場について7割超の人は仕組みを知らないので、
「とりあえず、胡散臭い」
「ひたすらに、怪しい」
「なんか、疑わしい」
というネガティブなイメージを持ってしまうのです。
なので今日は、曖昧な「中古車の現物」を見る前に、確実な「中古車市場の仕組み」に目を向けていきましょう。
あなたは『レモン』の良し悪しをどこで判断しますか?
「中古車とレモン」
この2つの単語を聞いてピンっときた人はどうぞ左へフリックしてください。
そこそこに経済学を理解している人でしょう。
ここで言う「レモン」とは、米津玄師さんの「Lemon」でも、こち亀に出てくる「珠家ちゃん」でもなく、
近所のスーパーに並んでいる黄色くて、酸っぱくて、想像しただけで唾液が出てくる果物の『レモン』です。
さすがに知らない人はいませんよね。
では、そんなあなたに問題です。
※タップすると答えが開きます。
これが1番正確なレモンの見分け方です。
ハリとかツヤとかで判断するんじゃないの?、と思った人たちは、間違いなく「中古車選びで失敗するタイプの人」たちです。
断言しますけど、レモンも中古車も人間も、外見以上に中身の方が絶対に絶対に絶対に重要です。
もちろん、現実的にレモンを半分に切ってから購入することは難しいですが、
中古車なら購入前に整備士さんがコンディションを確認してくれるので安心して購入することができます。
が、私たちは中古車の中身を自分の目で確認しなければ気が済みません。
なぜ私たちは整備士の情報を100%信用せずに、わざわざ自分の目で現物を確認したがるのでしょうか?
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その理由は、販売者である「売り手」と、購入者である「買い手」との間の情報量の差に違いがあり、買い手側が
「ひょっとしたら騙されているかもしれない」
という可能性を常に抱いてしまうような市場だからです。
買い手と売り手の『情報格差問題』
中古車市場の最も大きな問題点は、販売者と購入者の「情報量の格差」です。
中古車市場で一番儲かるパターンは、「粗悪な中古車を安く仕入れ、ぱっと見だけを綺麗に仕上げて高値で販売している業者」です。
彼らは販売者と購入者の情報量の違いを武器に、ゴミ同然のモノを高額で売りたがります。
一方、購入者もそこまで馬鹿ではないので、ゴミみたいな中古車をつかまされた経験や、クソみたいな中古車をつかまされた友人の情報などを集め、
「中古車市場はぼったくり市場だ」
と認識し、低価格の中古車だけを買うようになります。
そうなるとボッタクリ業者の中古車は売れなくなるので、仕方がなく売れるまで価格を下げざる負えません。
その状態になると、今まで高品質の中古車を適正価格で販売していた業者の中古車は相対的に高くなってしまうので、
「コイツらはボッタクリ業者に違いない」
と買い手に判断され、従来の価格では売れなくなります。
その結果、適正価格を維持することが馬鹿らしくなり、市場にはボッタクリ業者の粗悪な中古車しか流通しなくなります。
最終的には「粗悪品しか市場に供給しない売り手」と「低下価格の商品しか買わない買い手」しか残らない状態になってしまいます。
そういった状態になってしまう市場のことを「レモン市場」といいます。
※由来などをさらに詳しく知りたい人は下記のPDFをダウンロードしてください。
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これまでを流れをおおまかにまとめると、
①悪質業者が劣悪な中古車を高額で売る
↓
②購入者が中古車市場に不信感を抱く
↓
③購入者は価格が低くないと買わなくなる
↓
④悪質業者が価格を下げる
↓
⑤優良業者の中古車が相対的に高くなる
↓
⑥優良企業の中古車が売れなくなる
↓
⑦優良企業が撤退、もしくは悪質業者になる
↓
⑧市場が悪質業者だけになる
↓
⑨市場崩壊
このシナリオは中古車市場が崩壊するパターンです。
現に、中古車市場は「⑤~⑥」まで進んだことがあります。
が、今はSNS、口コミ、店舗レビューなどでお客様が世界に向けて情報を強制的に開示してくれるので、
「悪質業者はお客様に殺される」
というハッピーな状態が今の中古車市場です。
なので、安易に情報格差を利用したボッタクリ商売はやりにくい、というのが実態です。
もちろんボッタクリ業者が0ではありませんし、さらにその情報を利用した
「自作自演の口コミ・レビューを書く業者」
などの狡猾業者も出てきています。(自分の運営サイトに自分で「お客様のレビュー」とかを書いてる業者さん)
それでは結局はイタチごっこになってしまうと踏んだ中古車市場は、業界的に情報格差を無くそうと、
中古車関係最大手の「カーセンサー」「グーネット」が先頭に立ち、ネット上に車両の詳細な情報を掲載するようになったり、保証を手厚くするようになりました。
こういった動きが活発になってきたため、中古車市場が物凄くよい方向に進んでいると実感しています。
が、購入者自身もしっかりとその情報量の差と埋める努力をするべきだと個人的には思っています。
そこで情報格差を埋める為に「購入者としてどんな対策が打てるのか?」という部分について説明していきます。
「買い手」が「売り手」との情報格差を縮める101の方法
1~100までの方法:『2次情報』をググる
ひたすらにググってください。ぶっちゃけそれしかありません。
この時代に「スマホを持っていない人」は、とりあえず歩道の脇道においておいて、
情報弱者である「買い手」は、基本的にググることでしか情報強者である「売り手」との情報格差を埋めることはできません。
もし宇都宮で中古のベンツを買いたいのであれば、
「宇都宮 中古車 ベンツ オススメ」
「栃木県 中古車 ベンツ 人気」
「栃木県 中古車 業者 評判」
「宇都宮 中古ベンツ」
「栃木県 中古ベンツ」
などなど、最低でも10回以上はググってみてください。
そしてそのググることにより8割近い情報は手に入ってしまうのが今の世の中です。
しかし、ここに大きな落とし穴がありまして、ググって得られる8割の情報はすべてが2次情報になります。
2次情報とは、他人が発信している情報のことで、生の情報ではなく多少フィルターがかかった情報なので、多かれ少なかれ嘘が混じった情報になります。
少し噛み砕いた表現をするならば「話を盛る」「映える情報を作る」みたいニュアンスで問題ありません。
例えば、「無能さが災いして中小企業をリストラされた57歳の男性が、コンビニでアルバイトしている」
という1次情報を、悪意を搭載した主観満載の2次情報に変換すると、
「あんなちっぽけな企業では俺の能力を生かしきれなかった。だから辞表を叩きつけやった。そこで俺はやつらを見返してやるために、某一部上場企業の下請けで裸一貫奮闘している」
見たいな感じで都合の良いように情報の変換が可能です。
このように「1次情報を盛っている2次情報」がネットの世界では慢性的に流れています。
ちなみに、1次情報とは自分で体験した情報のことを言います。
1次情報はフィルターがかかっていないので、嘘偽りのない非常に価値のある情報になります。
鋭い人はすでに気がついているかもしれませんが、2次情報よりも1次情報のほうが価値は高く、入手が困難を極めます。
そのため、物事の本質的な部分を知りたいのであれば、1次情報を収集する努力をしましょう。
101の方法:『1次情報』を積極的に集める
ググって8割ぐらいの2次情報を集めたら、次は現地にいって1次情報を積極的に集めることをオススメします。
もちろん8割の2次情報だけでも
と周りの友人たちからチヤホヤされるとは思いますが、真に価値のある情報はネットや一般人が知ることはまずありえません。
例えば、「トヨタのプリウスより、ベンツのSクラスに乗った方がトータルの維持費が安い」なんてことは、長年中古車をいじっている人しか知りません。
こういった有料級の情報が1次情報であり、一握りの砂金となるのです。
もちろんこれ以上はネットでは言えませんし、そんな簡単に流してもよい情報ではありません。
こういった情報がもっと知りたい、中古車のディープな世界を知りたいのなら、ぜひ『BRENDA』まで遊びに来てください。
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さすがに気がつきましたよね?(笑)
「トヨタのプリウスよりベンツのSクラスに乗った方がトータルの維持費が安い」 と言った情報こそが「悪意を搭載した2次情報」そのものなのです。
この情報をみて「本当!?」と思った人は少しネットを信じすぎです。
っというわけで、『BRENDA』をこれからよろしくお願いします。
今後『BRENDA』から発信される大量のコンテンツ情報は、私たちが経験した1次情報をもとにした2次情報なので、基本的に100%信じることはオススメしません。
もちろん可能な限りフィルターをかけないように意識して情報発信していきますが、どんなに信じたくても7割に留めておいてください。
その猜疑心こそが中古車を買うときに最も必要なモノです。
もし、一握りの砂金のような情報をマジに知りたい人がいるのなら、「BRENDA」まで遊びに来ていただければ、代表の知りうる範囲の情報提供はさせていただきます。
遠方の方はメールや電話でも受付ていますので、気になりましたらぜひ私たちを上手い感じに利用してください。
それでは改めまして、これからよろしくお願いします。
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