いらっしゃいませっ!!
カスタムカーショップBRENDAのコボです(‘ω’)ノ
クイックシフトって本当に効果あるの?
MT車の定番カスタムの1つに”クイックシフト”というものがあります。
最近ではマニュアル車の存在が日陰になってきたせいか、心なしか聞く機会は減りましたがサーキットやオフ会ではよく耳にします。
今日は少しマニアックな知識”クイックシフト”のメリットについて解説していきます。
シンプルなカスタムでありながら地味に効果のある変更ですので、お金に少し余裕があれば取り付けを検討してみてはいかがでしょうか?
クイックシフトとはなんぞや?
マニュアル車は、エンジンの回転数に合わせて1速、2速、、、とドライバー自らギアを変速しながら加速していく乗り物です。
その際、車内にあるシフトレバーを物理的に必ず操作しなければなりません。
ので、各メーカーは
「MT操作は誰でも運転がしやすいように」
という考えのもとで設計されています。
ひたらく言うと市販のMT車には、老若男女誰が操作してもギアの入りを良くする工夫が必要なのです。
その工夫の代表格が”ストロークを長く確保する”です。
イメージがつかない人は、小学生の時に習った”てこの原理”を思い出してください。
力点がシフトノブ(上側)、支点がつなぎ目(中間)、作用点がギア変速部(下側)です。
「ストロークを長くする」は言い換えると、「シフトノブとつなぎ目を長くする」です。
力点と支点を長くすると、小さな力で作用点が動きます。
この長さが標準のMT車では長いため、力のない女性や高齢者でも簡単にギアを入れることが可能なのです。
しかしこれには問題点があります。
シフトノブの移動距離が長くなるということは、それだけ時間がかかるということです。
小さな力は、大きな移動を生む
小さな力でギアチェンジができる。
それはつまり、シフトノブの移動距離が増えることとのトレードオフだということを忘れてはいけません。
「そんなの気にしないよw」
と言われればそれまでなのですが、それを良しとしない人種が世の中には一定数いるのです。
そう、レーサーです。
彼らは0,1秒を削り出すことに快感を覚えます。
ので、「楽にシフトチェンジできるけど、ギアを入れ替えるごとに0,1秒ムダにする」そんなことは我慢できないのです。
さて、なんとなくクイックシフトとはなんなのか、分かった人も多いのではないでしょうか?
クイックシフトとは、力点側に支点を寄せることで、動作距離を短くし、シフトチェンジをクイックリーするカスタムです。
クイックシフトのメリット
タイムの短縮になる
先ほども述べましたが、ストロークを減少させた分、コンマ数秒のタイム短縮が望めます。
わずかな手首の動きでシフトチェンジできる方が絶対的にタイム面では有利に働きます。
見た目がスマートになる
物理的にシフトが短くなるので、当たり前ですがシフト周りの印象がスマートに見えます。
シフト周りがスッキリすることで、変に手を動かしたときにぶつかりにくくなります。
おまけですが、ダイレクトにギアを動かしている感じがあり、個人的にはとても気持ちが良いです。
とはいえ、デメリットもあります。
クイックシフトのデメリット
シフト操作が重い
支点を変更して動作を小さくするメリットと引き換えに、全ての操作が重くなってしまうのです。
「そんなの気にしねぇよw」
と言っていただけると幸いですが、クイックシフトのデメリットを知らずにカスタムした後に、この不満を口にする人が多いのも事実です。
また、小さな動きでギアを変化させるため、ゴリッという音が発生することもあります。
このゴリっという異音が、無理矢理シフトレバーを叩き込む作業になっているかもしれません。
が、「クイックシフトだからこのくらいは当たり前」なんて思考になってしまったら、ギアを痛めていることに本人は気づけません。
そういうときは、ダブルクラッチなどで再度つなぎ直す必要があるので、それなりのテクニックも要求されます。
なので、本当にクイックシフトが自分に必要なのかをしっかりと考えた上で、カスタムすることをおすすめします。
まとめ:クイックシフトはサーキットで効果を発揮する。
街乗り程度であれば、わざわざクイックシフトに切り替える必要はないでしょう。
クイックシフトはサーキット走行でタイム短縮を狙った場合にのみ威力を発揮します。
ストロークは長いよりも短いほうが変速は速くなりますからね。
とはいえ、ストロークが長かろうが短かろうが、ギアボックスを操作するという行為自体は変わりません。
結局のところ、自分の手足を使ってスポーツカーを操っていて気持ちの良いのはどちらなのか、感覚的な部分で決めるのが1番良いのかもしれませんね。
でわまたっ。
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