いらっしゃいませ!!
カスタムカーショップBRENDAのこぼです٩( ‘ω’ )و

スポーツカーの代名詞 フェアレディZ。

2021年に高騰し始めて、2022年の今現在でも中古車市場やYouTube界を賑わせているフェアレディZ33。

今日はそんなフェアレディZ33に乗って気がついたZ33の良いところ、気になったところをお話していきます。

グローバルカーとしての性能を植え付けられたZ33。

その性能や乗り心地、実燃費はぶっちゃけどうなのでしょうか?

Z33は低速がモリモリ

3.5L VQ35DEエンジン

Z33の心臓部は”VQ35DE”というエンジンが搭載されています。

「VQ35DEは汎用エンジンじゃんw」
「俊敏なレスポンスや気持ちの良い吹け上がりは期待できない」
「国内基準で考えれば大排気量のエンジンかもしれないが、世界的な視野で考えればそこまで目ん玉が飛び出るほどではない。」

実際にZ33に乗ったことのない人は口を揃えてそんなことを言うみたいなのですが、実際に乗ってみるとVQ35DEのポテンシャルの高さにビックリします。

軽い気持ちでアクセルをグイッと踏み込むと、あっという間にシートに体がのめり込んでいき、軽〜く法定速度を超えていきます。

そして何より6500〜7000回転まで回したときのエンジンの音は控えめに言ってワクワクします。

素直に「買ってよかった」と感じますし、驚きはあっても後悔は絶対にないと断言できます。(社外マフラーやワンオフマフラーのおかげかもしれませんけど)

おまけにノーマルのままでも余裕でサーキットを駆け抜けることができます。

VQ35 V6エンジンは直4ほどの必至さは感じないけれどV8の荒々しさもない、そんなちょうど良いフィーリングをもたらしてくれるエンジンです。

シンプルな言葉を使うなら「足るを知る」がピッタリ当てはまります。

そもそもZ33は低速走行(街乗り)を重視したトルク設計になっているので、街乗りの発進や高速道路の合流・追い越しぐらいの加速では気を遣う必要がありません。

どのギアでも踏めばグングン加速していくので、ガサツなシフトチェンジをしてもある程度は許容されるでしょう。

とはいえ、弱点がない完璧なエンジンと言うわけではありません。

Z33は高回転が物足りない(?)

高回転が弱い!!

Z33の弱点、それは高回転域のパワー不足です。

※この次元の”物足りない”はあくまでサーキットや超高速走行での話だと言うことは最初に断っておきます。

5〜6速でレブを叩くぐらいまでぶん回すと低速で感じたモリッとしたトルク感が消え失せ、ストレートの長い富士スピードウェイなどでは露骨にパワー不足を感じます。

これはエンジンの設計上仕方がないことなのですが、唯一の残念なポイントだと言えるでしょう。

しかしそのことは日産も気が付いていたようで、Z33の後期型では高回転域でパワーを発揮する”VQ35HR“というエンジンが製造されました。

が、こちらはいかんせんお値段が高い(笑)

僕が所有している初期型のZ33でその課題をクリアする方法はたくさんあります。

が、手ごろなところだと、吸排気系の強化、CPUのチューニングで電子スロットルの制御を変えてあげる、などがあります。

これは買う前から分かっている事なので、みなさんすぐに対応することができます。

お金をどれだけかけてもいいというのであれば、スーパーチャージャーを積んだり、エンジンを載せ替えることで高回転域でもモリッモリのパワーが手に入ります。

その辺はお財布と要相談なので、買う前にキチンとチューニングやカスタムの方向性を決めておくことをオススメします。

制御系で助けられる人、損する人。

僕のように運転がへたっぴな人からすればZ33(MT)は,ヒール&トゥの練習用にうってつけです。

Z33には数多くの電子制御が搭載されているので、タイヤが滑り始めるとコンマ数秒で感知して、すぐさま制御介入してくれます。(それでも限度はあるし、過信は禁物)

お陰で峠やサーキットで操作ミスがあったとしても、タイヤの空転や横滑りを感知して、大抵の場合は運転が破綻する前に正常な状態まである制御で復帰してくれるので大変に便利です。

しかし、ドリフトの練習をしたい人や、あえてホイールスピンをさせたい人からしたら、制御系を殺す必要があるので多少の損を被ると言えるでしょう。

Z33はもっさりしている?

Z33のインプレッションの記事を読んでいるとよく、

「Z33は重い」

なんて言葉をよく目にします。

が、国産外車問わず色んなスポーツカーに乗ってきた僕から言わせて貰えば、

「重い???何が?」

と、つい一蹴したくなります。

やれ「3.5Lのフロントが重い」だの、「ステアリングが重い」だの言ってる人は、たぶん自家用車が軽自動車や高級セダンなんだと思います。

もしくはラーメン屋さんでスープをお湯に変えて、「美味い!!」とか言っちゃう系の人なんだと思います。(偏見ですいません)

車重の重さは高い剛性が生み出した副産物であり、ハンドルの重さは多少の路面事情ではブレない安定性を生み出します。

個人的にはそんなにデメリットではないんじゃないかなと考えています。

むしろ、車重は万が一の事故の時にドライバーを守ってくれる要塞の役割を果たしてくれますし、安心して身を任せられるメリットに繋がっています。

逆にZ33のような剛性の高い車に乗ってしまうと、もう他の車で満足することは難しいと言えるでしょう。

とはいえ、大きさだけを見たら確かにもっさりしている感は否めないのも事実です(笑)

Z33のクーペデザインに騙されている人が多いと思いますが、Z33の実全長はステーションワゴンと同じか少し長いのです。

Z33は燃費がかなり良い。

燃費が最高すぎ。

Z33に乗って一番驚いたのは燃費の良さです。

街乗りや通勤でストップアンドゴーを繰り返すなどの場面があっても、実測で”9.5〜10.0km/L”のハイパフォーマンスを叩き出してきたことに驚きを隠せませんでした。

フルチューンされたGT-Rやポルシェ911の燃費が2〜4km/L。

その3倍近く走るのだから驚きです。

まさか伝統のあるスポーツカーの燃費がここまで良いとは思っていませんでした。

シフトチェンジに慣れていない人ならもう少しは悪くなると思いますが、9km/Lを切ることはまずと思います。

この数字を見て、

「燃費が悪い!!」

なーんて思ったそこのあなた。

近未来的な電気自動車やハイブリットカー、もしくは軽自動車に乗ることをオススメします。

スポーツカー乗りが燃費を気にし出したら終わりです。

「レギュラーがリッター200円を超えても涼しい顔をしている」

そんな度量が今後のZオーナーには求められるでしょう。

Z33は、各種パーツがお手頃価格

「スポーツカーのパーツは高い!」

そんな幻想をZ33に寄せていませんか?

その考えはZ33に関していえば、大きく考えを改めなければなりません。

Z33が生まれた時代の日産は、違う車種のパーツを流用してコストダウンを狙っていた時期です。

つまり、Z33の専用パーツは少なく、フーガなどのパーツを汎用パーツとして利用しているので、大体は修理は安価に直すことができます。

しかし、パーツの安さは純正品に限られます。

例えば、ヴェイルサイドのフルエアロ、HKSのスーパーチャージャー、BBSのホイールなんて装備したらパーツだけでも300万円は軽く超えます。

ここに工賃が乗っかるのだから、それそれは高額な出費になります。

是非ですね、カスタムやチューニングにどこまでお金をかけるのか、その部分で維持費は大きく左右されることを覚えておいて欲しいです。

足回りの改善をする人、吸排気系を強化する人、人それぞれ自分が目指す道を定めておくのが肝要です。

じゃないとせっかく安く買ったZ33の旨味が減りますからね。

Z33は積載性が皆無。

「Z33でゴルフに行こう!」

僕は趣味でゴルフをたまーにやるのですが、残念ながらZ33ではゴルフには行けない、というか行きたくありません。全く快適ではないので(泣)

もちろんスノーボードにも行きません。FRはよく滑るから。

トランク部分がデカく見られがちなZ33、実はトランクの下部にスペアタイヤが設置してあるため、筋肉質で盛り上がった外観とは裏腹に底が高く収納スペースは低いのです。

おまけにリアタワーバーがトランクのど真ん中にあるため大型の荷物はほとんどの確率で入りません。

とはいえ、Z33に積載性を求める人はいないはずなので、その辺りは無視しても問題はないと言えるかもしれませんね。

ちなみにゴルフの打ちっぱなしはギリ行けました、1人で。

Z33は金持ちに見える(らしい)

Z33の購入後の世間様の反応はかなり面白く、

「2シーター=非日常=お金持ち」

という式が成り立つ人がいる人が多いようです。現に会話の流れから

「セカンドカーでZ乗ってます」
「サーキット用にZ持ってます」

と言うと、嫌味を込めて「うわー、、、お金持ちだねw」ってよく言われます。

“フェアレディZ“

という言葉のイメージだけで妄想の世界へ行く人からしたら、セカンドカーにZ33はお金持ちらしいです。

中古車の市場価格を知らない人が大半なので、意外と世間的には”フェアレディZ”はパワーワードになるみたいです。

※マウント野郎と思われたくない人は言動に少し注意した方が良いかもしれません。

ちなみにフェアレディZを買う99%の人は、シンプルに車が好き、運転が好きだから買うわけであって、決してお金があるから買っているわけではないと思います。

むしろ、「日々の仕事は車のためにある」とおもわんばかりにお金を車に注ぎ込むからこそ、歴史と伝統のあるフェアレディZをお迎えできるのです。

がしかし、多くの人にとってそんなことはどうでもよく、お金に余裕があるから乗っているんだと勝手に勘違いしているのは、ありがたい誤算なのかもしれませんね。

僕的なZ33の総評

コスパの良い面白い車。

「スポーツカーに乗るんだ」「2シーターに乗りんだ」そんな気構えがあれば恐らく不満な点は何一つない車がZ33です。

シートに座り、エンジンをかけ、ステアリングを握り、アクセルを踏み込む。

1速、2速、3速、4速、、、とシフトを上げていく。

この瞬間の面白さは普遍的であり、何年経っても色褪せません。

Z33が与えてくれる日常は、毎日を非日常に、僕にワクワク感を与えてくれます。

もちろん、馬力で見れば他に怪物的な車はたくさんあります。

しかし、Zにしかない何かがZにはあります。

その感覚を言語化するのにはもう少し時間がかかりそうなので、僕はしばらくはZ33に乗り続けようと思っています。

どうやらZ33とは長い付き合いになりそうな気がします。

でわまた。

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